お知らせ
代表者ご挨拶
~動的多細胞社会の理解と「細胞コミュニティ学」の創成~
近年、生体イメージング技術やシングルセル解析技術が普及し、生体内の細胞ネットワークの解明や新しい細胞種の同定など、生命科学が著しく進歩しています。一方で、生体内での生きた細胞集団の挙動が一体どのような“論理“で統制されているのかはいまだ謎に包まれています。
本領域研究では、人文社会科学の理論を組み込むという新たな挑戦により、生命科学の階層における従来の考え方に「細胞コミュニティ」という中間層を概念として導入することで、動的多細胞社会を支配する基本原理を解明します。まずは、骨のリモリングの解析からはじめ、コミュニティ内の細胞間のつながりのあり方を理解することで、動的多細胞社会を理解する革新的な学理「細胞コミュニティ学」の創出を目指します。
計画研究
A02:細胞動画像とオミクスデータの統合による細胞コミュニティの解析手法の開発
瀬尾茂人 / Shigeto Seno
大阪大学 大学院情報科学研究科 バイオ情報工学専攻 ゲノム情報工学講座 / Graduate School of Information Science and Technology, Department of Bioinformatic Engineering, Osaka University
准教授 / Associate Professor
A03:動的多細胞コミュニティの数理社会解析
加藤晋 / Susumu Cato
東京大学 社会科学研究所 /
Institute of Social Science, University of Tokyo
教授 / Associate Professor